退屈と私

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現代社会において、暇なときあなたは何をするだろうか。

日本人のそのほとんどはスマートフォンに目をあてるのではないか。ランニングするには、車道はあまりにも広く、公園はあまりにも小さい。料理するには、包装紙はあまりにも多く、キッチンはあまりにも小さい。DIYするには、部屋はあまりにも小さく、隣家の小言はあまりにも大きい。日本は何をするにも不便なのだ。

壮大なテーマから始まったこのブログを、私はアルアで書いている。

アルアには車道がない。人も車もバイクも同じ一つの道だから。

アルアには公園がない。政府にそんなお金がないから。

アルアにはキッチンがない。私がホテルに滞在しているから。

アルアには部屋がない。私がホテルのシングルルームに暮らしているから。スーツケースを広げると、足場が無くなる。テーブルが小さすぎて、別途に食事用のお皿を乗せるくらいにベットも小さい。

「ロー、随分暇そうだな。少しは友だちと外に出て社交性を身に着けたらどうだ」

ホテルレストランのスタッフともすっかり顔なじみになった。

それもそうだ、月曜日から日曜日まで、風呂と睡眠以外は毎日ここに居るのだから。

「仕事だからね。そう気楽に外に出られないんだよ」

同僚もいなければ、ましてや知り合いの友人もつてもない今の私には、一端の理由で見栄を張るのが精一杯なのだ。ベットに転がり、ヒロシのぼっちキャンプを見るのが唯一の楽しみだということを、この人はまだ知らない。

「今度、誕生日パーティを開くから。ローのこと、気に留めておいてあげる」

「Hahaha、それは光栄だね。でも仕事があるから、どうかな」

ホテルレストランのスタッフの誕生日パーティー、知らいない人とのご飯、日本じゃ滅多にない。

日本はあまりにも不便なのだ。

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